小児上腕骨外側顆骨折(患者さん向け)
小児上腕骨外側顆骨折
上腕骨外側顆骨折(じょうわんこつがいそくかこっせつ、英語名:lateral humeral condyle fracture)は、肘(ひじ)の外側にある骨の一部が折れるケガです。主に4〜10歳のお子さんに多く、小児の肘の骨折全体の12〜20%を占めると言われています。
どのようにして起こるの?
公園の遊具から落ちたり、手をついて転んだりしたときに、肘に力が加わって発生します。骨の一部が関節面を含んで折れるため、ズレやすく、早期の診断がとても大切です。
主な症状
- 肘の痛みや腫れ
- 肘を動かしにくい、動かすと痛い
- 肘の外側に内出血や青あざができることもありますncbi.nlm.nih.gov
このような症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
診断方法
まずはX線検査を行って骨のズレの程度を確認します。必要に応じてCTやMRIで詳しく調べることもありますncbi.nlm.nih.gov。
治療について
骨のズレが小さい場合(2ミリ未満)は、ギプスやシーネで肘を固定し、定期的にレントゲンでズレが進んでいないか確認しますncbi.nlm.nih.gov。ズレが大きい場合や関節面のズレが認められる場合は、骨を元の位置に戻してピンやスクリューで固定する手術が必要になりますncbi.nlm.nih.gov。
回復と予後
適切に治療すれば、ほとんどのお子さんは元どおりの生活に戻れます。手術をした場合でも、ピンやボルトは4〜6週間程度で抜去され、その後リハビリを行いますncbi.nlm.nih.gov。骨の治り具合を確認するため、定期的な通院が欠かせません。
日常生活で気をつけること
- ギプス固定中は、お風呂で濡らさないように注意してください。
- 固定が外れたあとは、徐々に肘を動かす練習を行いましょう。
- 痛みや腫れが再び強くなった場合は、すぐに医師に相談してください。
早期に適切な治療を受けることで、肘の機能を保ち、変形や後遺症を防ぐことができます。不安な点がありましたら、遠慮なく当クリニックまでご相談ください。